ポエム
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目を覚ますと

息をすると 生を感じる

ふと呼ばれると 姓を想う

寄り添い合うと 性も愛しい


蚯蚓は日枯れた 全身が遮断する

蝉は潰された 叫ぶ事もない

猫は轢かれた 温もりは途絶える


窓際の眩しき日射

おもわず滴り落ちた

命の雄叫びも一枚のパノラマの中

胸の中は悦びに溢れる

「おはよう」が一つ


ただ、それだけで

ただ、それが贅沢で


伝う滴

梅雨は明けるよ
20/07/31 11:59更新 / なまこさん



談話室



■作者メッセージ
朝起きて
生きてるって
死んでないって
そう感じられて嬉しいんです

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