君を守る者……冥界の守護天使
逝ったなら天駆け抜ける栗毛の駿馬に乗せ
水音泡立つ清流の河原に横たえ
流れ行く水面の果を見ていて欲しい
俺は世界を捨てても戻って来るし
立ち帰る先はお前の厚いその胸だけ
例え深海のうねりに紛れていようと
お前に続く道は迷わず判る
顕れたなら柔らかな肉質のその胸で包んで欲しい
白い光となり点となって消えるまで守って行くよ
精霊流しの灯りが水面を揺らす船の舳先は
風が刻んだ俺とお前の契りの指定席
何が過ろうと肩抱き溶け合いゆらゆら
揺れる船上の赤と青の淡やかな鬼火よ
二人で行こうな幽界のあの深淵まで
そこは楽園かそこは天国かはたまた
草穂が萌え立ち香る田園か
舵はあるだろか無ければ共に漕ごうな思い出導に
船を降りれば夜空の彼方に真っ直ぐ続く道がある
俺は当てどもなく荒野をさまようはぐれ犬
その日の血肉を求め貪り食らうだけ
お前に預けた泥に塗れたこの紐の先
紐は聳え立つアンデスの霊峰に漂い
ヒマラヤの紺碧の天空になびくだろ
俺は子供のまま稀にも俺を変えられない
育み導けるのはお前だけ
光と波となった俺は時空を駆け抜ける風花になる
それが荒野を独り生き抜いた過去世への見返りか
風は戻る。お前の胸元を這う指先の感触を頼りに
水音泡立つ清流の河原に横たえ
流れ行く水面の果を見ていて欲しい
俺は世界を捨てても戻って来るし
立ち帰る先はお前の厚いその胸だけ
例え深海のうねりに紛れていようと
お前に続く道は迷わず判る
顕れたなら柔らかな肉質のその胸で包んで欲しい
白い光となり点となって消えるまで守って行くよ
精霊流しの灯りが水面を揺らす船の舳先は
風が刻んだ俺とお前の契りの指定席
何が過ろうと肩抱き溶け合いゆらゆら
揺れる船上の赤と青の淡やかな鬼火よ
二人で行こうな幽界のあの深淵まで
そこは楽園かそこは天国かはたまた
草穂が萌え立ち香る田園か
舵はあるだろか無ければ共に漕ごうな思い出導に
船を降りれば夜空の彼方に真っ直ぐ続く道がある
俺は当てどもなく荒野をさまようはぐれ犬
その日の血肉を求め貪り食らうだけ
お前に預けた泥に塗れたこの紐の先
紐は聳え立つアンデスの霊峰に漂い
ヒマラヤの紺碧の天空になびくだろ
俺は子供のまま稀にも俺を変えられない
育み導けるのはお前だけ
光と波となった俺は時空を駆け抜ける風花になる
それが荒野を独り生き抜いた過去世への見返りか
風は戻る。お前の胸元を這う指先の感触を頼りに