ポエム
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眠気の詩
1行を丁寧にしまい込むために
夜に仰向けで沈んでいく。
目を閉じたら、二度と目覚めなくてよかった。
ねえ、この部屋、
二酸化炭素と仮定法だけでできているみたい。
天井に、酸素に似た後悔が
プラネタリウムよりも柔らかい。
後悔は、揺りかご。
僕、この中じゃないと、
もう鉄骨の冷たさにも耐えられない気がしてる。
もしもし、こちら糸電話です。
今日も一日、お疲れになりました。
今からここは、夜の街ごと
僕の心臓と繋がります。
21/02/24 00:07更新 / 天星 ひつじ



談話室



■作者メッセージ
後悔は、揺りかご。

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