ポエム
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枯れ葉
土曜日の昼下がり
裏通りにあるカフェ
君と椅子が横に並ぶテラス席に座った
私はタバコを吸うので風下
オーダーは君がミルクティー
私はブレンドコーヒー
私はときおりタバコを吸うときに眼を閉じる癖がある
ブレンドコーヒーが美味しい
タバコとセットならなおさら
…いけない
君といるからだよね
横顔から笑みがこぼれてピアスが揺れている
少し寒いけど空気が澄んでいて気持ちがよい…
乾いた風に乗って一枚の枯れ葉が舞ってきた手にとって見てみる…
「見ていて何を感じるの」
と君がつぶやいた
「どこから来たのか考えていたよ」
「ならこれから探しに行きましょうよ」
表通りの並木道を歩いてみようか
探しても別に見つからなくてもいい君と歩いてゆけるなら…
空を見上げるとまっすぐに伸びた飛行機雲
君が一歩前にでて私に微笑んだ…
行こう二人の空間へ…





19/12/07 12:28更新 / 好春



談話室



■作者メッセージ
こんな恋愛がしてみたいです。
憧れです。

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