ポエム
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裸飴
人を好きになるという 外側 金に包まれ 飾られた
やや忘れし昔年の   恋色 冷めた私は 思い出す
いくついくつ延ばしても 期日を 褪せる事なく 腹空かせ
生かし生かされ苦労した 味蕾  染めて溶けゆく 裸飴

安し欲望満たすため 幼き頃に舐めてしまった 素肌の飴に 取り憑かれている
この身体乾いて欲す 余りに膨らんだ球体は  滑らかな血に 少き血潮に

羊水に包まれなお 激しく 探し求めた 愛もなく
独りのみ知る切なき 哀しき 旧い記憶を 抱えつつ
自身未だ告げずに 相手は 人を知らずに 恋いるは
人世半ば過るらば さりとて 裸飴拗れて ひととなり

安し欲望満たすため 幼き頃に舐めてしまった 素肌の飴に 取り憑かれている
この身体乾いて欲す 余りに膨らんだ球体は  滑らかな血に 少き血潮に

安し欲望満たすため 幼き頃に舐めてしまった 素肌の飴に 取り憑かれている
この身体乾いて欲す 余りに膨らんだ球体は  滑らかな血に 少き血潮に
22/12/09 20:12更新 / 花の渦



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■作者メッセージ
恋は道路、ロード、誰も通れなきゴッドプライベートシーン…

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