ポエム
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チェーン
自分を連ねるもの
性という名の手の枷を
名前という名の足枷を
誰もがそ知らぬ見えぬと
互いに鎖を握り乍ら
いきていくには狭すぎるが
それでも皆にとゞめなく
末路も知らぬまま
背中の発条を
友情に廻させて
いたづらに趣を知り
畢竟一人でいきていく

病いの細石を集めて
連ねた川のかたえと
私たちの群れは
あまりに見違いすぎたが
それでも、等しく、貫いている。
22/11/24 07:31更新 / 花の渦



談話室



■作者メッセージ
一つだけねあの輪っかって見ないよね

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