ポエム
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城の外堀に鴨がいる
短い脚を使い
器用に水の上を泳いでゆく

そうかと思えば
まるで水上の座禅
悟りすましたかのように
じっと動かぬものもいる

自然のあるべき姿
時間に追われる人々を
あざ笑うかのように
ゆっくり時が流れてゆく

不安
怒り
欲望
がんじがらめの愚かなる私は
いつになれば悟りを開くのだろう。
22/01/10 16:50更新 / 森川飛想



談話室



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