おそろい
早くつきすぎた、学校の二階。
はぁ、間に合ったって、撫で下ろす。
バクバク、弾ける胸を隠し、
あなたがくるのを密かに待っている。
髪からしたたる雫がわずらわしくて、
タオルでガシガシとふく。
外は、ドロップ缶みたいににぎやかになってきて、
わたしは、黒色の飴玉を手に取った。
よっ、おはよっ。
って、飴玉はしゃべる。
へんなの、ひとつだけ黒いんだもの。
もぅ、手振ってないで、はやく入ってきなさいよ。
はぁ、間に合ったって、撫で下ろす。
バクバク、弾ける胸を隠し、
あなたがくるのを密かに待っている。
髪からしたたる雫がわずらわしくて、
タオルでガシガシとふく。
外は、ドロップ缶みたいににぎやかになってきて、
わたしは、黒色の飴玉を手に取った。
よっ、おはよっ。
って、飴玉はしゃべる。
へんなの、ひとつだけ黒いんだもの。
もぅ、手振ってないで、はやく入ってきなさいよ。