ポエム
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椿
堕ちていく貴方に
落ちていく花のように
貴方の笑顔に浸ってしまう
忘れられない後悔も
許せない言葉も
星の数ほどあるというのに
ほらまだ
「ほらみてごらん?
たった一つのことだけで。
こんなにも人は落ちぶれていくんだね。」
重過ぎ?軽過ぎ?深過ぎ?浅過ぎ?
たった一つの為に
あれこれ何度も考えてしまう、そんな貴方に
依存して、狂って、ただ縋って
そんな私は吸い寄せられていく
貴方という蜜に
逃げていく貴方に
逃げてきた世界から
そんな醜い有様だけどまた浸って
忘れたくない思い出も
光となった心も
捨てられてくというのに
ほらまた
「ほら目を逸らさないで?
しっかり私を肯定して。
どんなことになっても私を守って。」
優しい、言葉は、要らない?傷つく?
「死ぬな」と言われるたびに
何度でも心は腐っていく
誤解してる、狂ってる、とただ思いたい
そんな私は吸い寄せられてく
貴方という世界に
「死ぬな」なんて。否定されて
自分の気持ちを飲み込んで、
貴方をまた探して、狂って。壊していく
重過ぎた?軽過ぎた?触れ合い過ぎた?
浅過ぎた?深過ぎた?壁を作り過ぎた?
たった一つの世界の為、
あれこれ何度も悩んでいる 
そんな貴方に恋をする
私は貴方に夢見る
儚い、そんな現実も 見えない、貴方の闇も
全部ひっくるめて
私は「愛してる」
貴方に「狂ってる」
24/12/20 15:28更新 / ゆきまる



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■作者メッセージ
椿のような貴方に恋をする

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