毒薬と娼婦
深い眠りが更に深い眠りへと私を誘い
絶望の波が私の体ごと岸辺へと押し流していく
私の魂は紅い血を流し
辛い塩水によって洗い流されていく
だんだんと意識は遠のき
やがて真っ白な空間が私を支配するだろう
懐かしい望郷の念も母に抱かれた温かな思い出もすべて
暗い海底へと沈めながら
生けとし生けるものの哀しみを背負い
私は闇へと己を貶めていく
追い詰められたケモノは牙を向くこともなく
涙を堪えながら傷をさらに深くえぐり出す
誰かの声を聞くでもなく
かといって自らの避難の声に耳を傾けるわけでもなく
愛だの恋だの人生だの茶番はもうとっくに終わったのだ
私には何ひとつ残されていない
苦い思い出以外は
幸せそうな微笑みからはすべて目を逸らして
無関係だと空虚な胸を張る
白い目をした人々が薄ら笑いやこけ脅した眼差しで私を見る
ああ!ああ!私は生きた心地がしない
どうか私に毒薬を一瓶ください
私は震える手でびんの蓋を開け
素早く紫色した唇から渇いて干からびた喉元へと
液体を流し込むだろう
流し込まれた液体は体の隅々へといきわたり
媚態と偽りに塗れた空虚な心を満たすだろう
絶望の波が私の体ごと岸辺へと押し流していく
私の魂は紅い血を流し
辛い塩水によって洗い流されていく
だんだんと意識は遠のき
やがて真っ白な空間が私を支配するだろう
懐かしい望郷の念も母に抱かれた温かな思い出もすべて
暗い海底へと沈めながら
生けとし生けるものの哀しみを背負い
私は闇へと己を貶めていく
追い詰められたケモノは牙を向くこともなく
涙を堪えながら傷をさらに深くえぐり出す
誰かの声を聞くでもなく
かといって自らの避難の声に耳を傾けるわけでもなく
愛だの恋だの人生だの茶番はもうとっくに終わったのだ
私には何ひとつ残されていない
苦い思い出以外は
幸せそうな微笑みからはすべて目を逸らして
無関係だと空虚な胸を張る
白い目をした人々が薄ら笑いやこけ脅した眼差しで私を見る
ああ!ああ!私は生きた心地がしない
どうか私に毒薬を一瓶ください
私は震える手でびんの蓋を開け
素早く紫色した唇から渇いて干からびた喉元へと
液体を流し込むだろう
流し込まれた液体は体の隅々へといきわたり
媚態と偽りに塗れた空虚な心を満たすだろう