鴨川
体がほんわかあったかい
体をさする風も柔らかく
長く伸び生えた草を靡かせる
泥とゴミに穢された川の表面も
袈裟のように皺を寄せては白く輝き
身を乗り出し目を凝らさない限り
さも美しき川にみえる
小さき鳥らしき影は
足早に低空飛行して横切り
着陸しては水辺で
ちょこちょこ歩きながら遊ぶ
白や黄色の蝶は気にも止めずに
優雅にヒラヒラと
まるでリボンのように
草花のあいだを舞い踊る
優しく過ぎていくいまを
こころで味わいながら
ベンチに座り
たまに足を突っぱねるようにして
伸ばしながら
鴨川の情景を「私」はスケッチする
体をさする風も柔らかく
長く伸び生えた草を靡かせる
泥とゴミに穢された川の表面も
袈裟のように皺を寄せては白く輝き
身を乗り出し目を凝らさない限り
さも美しき川にみえる
小さき鳥らしき影は
足早に低空飛行して横切り
着陸しては水辺で
ちょこちょこ歩きながら遊ぶ
白や黄色の蝶は気にも止めずに
優雅にヒラヒラと
まるでリボンのように
草花のあいだを舞い踊る
優しく過ぎていくいまを
こころで味わいながら
ベンチに座り
たまに足を突っぱねるようにして
伸ばしながら
鴨川の情景を「私」はスケッチする