ポエム
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幻日と夢
白い虫が騒がしい音符となって飛び廻る
縦横無尽に休む暇なく
攻撃的に急降下してはぶつかるように

まるで羽音は騒音
そう、ただ虚しく響く中味のない夢

私は一人立ち止まり耳を塞ぐ
意味すら持たぬ言葉の羅列が襲いかかり
心臓の奥深くまで突き刺すまで

どこかで白いウェディングドレスの端が舞い
教会の鐘が鳴る
迫り来る幻日が無意味な憧れを奪った

崩れ落ちた瓦礫が降りかかる
まるで夏の豪雨のように

わたしは抜け殻となって
いつまでも綿のない人形を抱いていた
黒い布帯で目隠しをしたまま
枯れた涙を流して
24/12/26 00:40更新 / 秋乃 夕陽



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