朝のこない街
薄暗がりの騒がしい街は
そのまま闇に包んで締め付ける
震えと涙と諦めとやり切れぬ思い
手のひらを伸ばしても何も掴めず
溜息は白く翳む
薄ら寒い空気が私を嘲笑い
雑音を撒き散らして取り囲む
陽射しが
私を射るような陽射しが欲しい
冷え切った身体を温め
溶かし込む柔らかな陽射し
願いなどこの夜には届かぬことは知っていた
伸ばした手はいつか火傷するだろう
醜く赤黒く変わり果て
蒼白く俯いた朝は夜に紛れて逃げ去った
そのまま闇に包んで締め付ける
震えと涙と諦めとやり切れぬ思い
手のひらを伸ばしても何も掴めず
溜息は白く翳む
薄ら寒い空気が私を嘲笑い
雑音を撒き散らして取り囲む
陽射しが
私を射るような陽射しが欲しい
冷え切った身体を温め
溶かし込む柔らかな陽射し
願いなどこの夜には届かぬことは知っていた
伸ばした手はいつか火傷するだろう
醜く赤黒く変わり果て
蒼白く俯いた朝は夜に紛れて逃げ去った
24/11/10 00:59更新 / 秋乃 夕陽