涙の海と僕の雨
モノトーンの空を見上げて君を想う
もしこの空が君のところへと繋がっているなら
どうか僕を浚って欲しい
強く吹き付ける雨が僕の涙となってガラスの窓を叩く
薄暗がりの幕がやけに網膜に染み付いて離れないんだ
胸の隙間に入り込むように切なく響く憂鬱
傷みとなって拡がる感覚に侵され
麻痺したように意味すら喪ってゆく畏れ
何もかもがうずきを伴う痣となって僕を襲う
あぁ、暗黒の矢のように降りかかる雨粒が
責め立てては闇へと消えてゆく
正も負も逆さまにぶら下がり
君との距離を遠ざけてゆくよ
もし愛しみに沈む舟が君の帆を揺らしたら
僕は涙の海を渡り君に逢いにいこう
もしこの空が君のところへと繋がっているなら
どうか僕を浚って欲しい
強く吹き付ける雨が僕の涙となってガラスの窓を叩く
薄暗がりの幕がやけに網膜に染み付いて離れないんだ
胸の隙間に入り込むように切なく響く憂鬱
傷みとなって拡がる感覚に侵され
麻痺したように意味すら喪ってゆく畏れ
何もかもがうずきを伴う痣となって僕を襲う
あぁ、暗黒の矢のように降りかかる雨粒が
責め立てては闇へと消えてゆく
正も負も逆さまにぶら下がり
君との距離を遠ざけてゆくよ
もし愛しみに沈む舟が君の帆を揺らしたら
僕は涙の海を渡り君に逢いにいこう
24/09/04 00:17更新 / 秋乃 夕陽