闇夜の天使
ココロがふやけて
何もかも白紙に戻ってしまった
あぁ、僕はなんて意気地なしなんだろう
額を打ち付け紅く血で
染まった壁を見つめながら
そう呟く
もしも、このまま君が帰って来なかったら
僕はどうしたらいいんだろう?
君は純真な翼を広げ
どこか遠くへ飛び立ったまま
僕の手元へは戻らない
時刻(とき)を止めたハズの空間では
古ぼけた柱時計が
チックタックと時を刻んでゆく
まるで、一分一秒が
僕を責め立てるみたいに
僕は耳を塞ぎ
僕の目に映る全てを無に返そうと
固く瞳を閉じる
けれど、瞼の奥に広がる暗闇は
滲みながらも僕を深い奈落へと
突き堕としてゆくよ
君は甘いピンク色した果実に
かぶりつきながら
僕から眼をそらして
偽りの楽園で優しい笑みを振り撒く
僕の頬に一筋の涙が伝い堕ちるのも知らずに
どうか、どうか、翼を傾け
僕の元へと戻っておくれ
君だけが僕を光へと導く天使
たった一筋の希望
愛を語るには遅くとも
遠い温もりをたぐり寄せ
お互いの闇を確かめ合うのは
まだ遅くはないから
何もかも白紙に戻ってしまった
あぁ、僕はなんて意気地なしなんだろう
額を打ち付け紅く血で
染まった壁を見つめながら
そう呟く
もしも、このまま君が帰って来なかったら
僕はどうしたらいいんだろう?
君は純真な翼を広げ
どこか遠くへ飛び立ったまま
僕の手元へは戻らない
時刻(とき)を止めたハズの空間では
古ぼけた柱時計が
チックタックと時を刻んでゆく
まるで、一分一秒が
僕を責め立てるみたいに
僕は耳を塞ぎ
僕の目に映る全てを無に返そうと
固く瞳を閉じる
けれど、瞼の奥に広がる暗闇は
滲みながらも僕を深い奈落へと
突き堕としてゆくよ
君は甘いピンク色した果実に
かぶりつきながら
僕から眼をそらして
偽りの楽園で優しい笑みを振り撒く
僕の頬に一筋の涙が伝い堕ちるのも知らずに
どうか、どうか、翼を傾け
僕の元へと戻っておくれ
君だけが僕を光へと導く天使
たった一筋の希望
愛を語るには遅くとも
遠い温もりをたぐり寄せ
お互いの闇を確かめ合うのは
まだ遅くはないから