狂人のための鎮魂歌
歪な恋が終焉を迎え
誰かの瞳からは
血で濁った水滴が溢れ堕ちる
あぁ、白い月が微笑みながら沈黙しているよ
哀れな男は両手を広げ天を仰いで
叶わぬ幻想(ゆめ)の切りはしを追いかけている
暗い、暗い、夜の闇が彼を覆い尽くし
彼のため息すら呑み込んでしまいそうだけど
痺(しび)れた精神(こころ)は
まるで不感症のように彼の身体を侵してゆく
救いのない、この惑星(ほし)で
狂人(きちがい)のように叫んだって
誰も手を差し延べてなんかくれないのさ
ただ腐りきった汚水(どろみず)を飲み干し
黄色い眼で過ぎ去った栄光を仰ぎ見るだけ
そうだ、純真無垢な道化師のように
全てを笑い飛ばしてしまおう
我が身の不幸すら笑い話にして
何もかも知らない振りして
白痴のように埃まみれの道端で躍り狂おう
誰かの瞳からは
血で濁った水滴が溢れ堕ちる
あぁ、白い月が微笑みながら沈黙しているよ
哀れな男は両手を広げ天を仰いで
叶わぬ幻想(ゆめ)の切りはしを追いかけている
暗い、暗い、夜の闇が彼を覆い尽くし
彼のため息すら呑み込んでしまいそうだけど
痺(しび)れた精神(こころ)は
まるで不感症のように彼の身体を侵してゆく
救いのない、この惑星(ほし)で
狂人(きちがい)のように叫んだって
誰も手を差し延べてなんかくれないのさ
ただ腐りきった汚水(どろみず)を飲み干し
黄色い眼で過ぎ去った栄光を仰ぎ見るだけ
そうだ、純真無垢な道化師のように
全てを笑い飛ばしてしまおう
我が身の不幸すら笑い話にして
何もかも知らない振りして
白痴のように埃まみれの道端で躍り狂おう