醜物記(かいぶつき)
哀しいかな
我が人生
絶望の淵に立たされ
我が身を痛ましく思う
人としての営みも何もかも捨て
これからは生きることよりも
暗き窖(あなぐら)へと
入り込むことのみ考えてゆこう
死に神の導くまま歩を歩めば
人間であった過去すべてを
忘れ去ることが出来る
嗚呼、苦しみは去り
安楽なる路が約束されるだろう
私という人間は忘れたまえ
無用の長物となりし肉体は
腐り果て
土となって
大自然のなかへと
還って逝くのだから
我が人生
絶望の淵に立たされ
我が身を痛ましく思う
人としての営みも何もかも捨て
これからは生きることよりも
暗き窖(あなぐら)へと
入り込むことのみ考えてゆこう
死に神の導くまま歩を歩めば
人間であった過去すべてを
忘れ去ることが出来る
嗚呼、苦しみは去り
安楽なる路が約束されるだろう
私という人間は忘れたまえ
無用の長物となりし肉体は
腐り果て
土となって
大自然のなかへと
還って逝くのだから