偽りの花園
偽りの花園で
彼は笑いながら踊り狂う
どぎつい照明の下で
ひとときの快楽に酔いしれたふりをしながら
客席に目を向け品定め
彼には真の美徳よりも
大切な金蔓から
いくら金を搾り取れたか・・・
ということしか頭にない
“奉仕”よりも
“ビジネス”を好む彼にとって
笑顔と涙の代償は金、かね、カネ・・・
それがなにより優先
まさにハングリー精神からまなび得た知恵
今日も“愛”という魔法をかけて
拍手と歓声を浴び
無残にも観客から金を毟り取ってゆく
そうとも知らず
魔法をかけられてしまった哀れな客も
喜んでそれに応え
蟻のように群がっては
惜しげもなく大枚をはたく
ああ、美意識のはき違い
嘆きの薔薇は
投げ捨てられたゴミ箱の中で
茶色く萎れた花弁を震わせながら
ため息ひとつついた
彼は笑いながら踊り狂う
どぎつい照明の下で
ひとときの快楽に酔いしれたふりをしながら
客席に目を向け品定め
彼には真の美徳よりも
大切な金蔓から
いくら金を搾り取れたか・・・
ということしか頭にない
“奉仕”よりも
“ビジネス”を好む彼にとって
笑顔と涙の代償は金、かね、カネ・・・
それがなにより優先
まさにハングリー精神からまなび得た知恵
今日も“愛”という魔法をかけて
拍手と歓声を浴び
無残にも観客から金を毟り取ってゆく
そうとも知らず
魔法をかけられてしまった哀れな客も
喜んでそれに応え
蟻のように群がっては
惜しげもなく大枚をはたく
ああ、美意識のはき違い
嘆きの薔薇は
投げ捨てられたゴミ箱の中で
茶色く萎れた花弁を震わせながら
ため息ひとつついた