面白くない奴だと言われ
思わず俺は空を見上げた
真っすぐ歩く事も知らずに
生きてきたけど文句があるか
夕焼け染まる水面に
夢を描いてみたけれど
その全てを高波にもっていかれてしまった
それでも生きてゆく道
俺たち　蟹のように
横歩きでもいいから
生きてゆけたら　それでいい
振り返ったら　ひっくり返るだけさ
思いのままに砂の味を噛みしめた
そんな水辺の夕暮れ

信じてきたものの全てが
正しいことなんて思わないで
天高い空の上には
きっと神様がいると信じていた
次の朝が来るまで泣いて
泣き腫らした瞼の向こう
波に砕かれた夢の
欠片を拾い集めよう
そして生きてゆく道
自分を信じてみよう
ゆっくりでもいいから
生きてゆけたら　それでいい
振り返ったら　ひっくり返るだけさ
思いのままに砂の味を噛みしめた
そんな水辺の夕暮れ