ポエム
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『死星観』
きみの時間をかけた自殺が、
あまりに綺麗だったから、
思わず見惚れてしまった、
そうしてきみは、消えてった。
命をはじめた日からずっと、
きみは光り続けていた、
黒くなった視界の中ではじめて、
きみの眩しさを、瞳にかんじた。
きみと、そしてわたしと、
遅効性の爆発現象がふたつ、
この恐ろしくひろい夜空の中で、
すぐ隣にならんで、ふれあったこと、
わたしは、わすれない。
21/06/27 13:05更新 / ぬま



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