『春の詩』
目覚ましの音が、君の心臓を刺すたび
君は少しずつ、大人の細胞に変わっていくんだね。
空なんて、ほんとうはないんだよ。
でもそれに気づく頃には視界の中に、
ぼくの作ったものはなくなっているし、
ぼくもそれを受け入れるくらいには、この世を恨んでる。
世界が音を立てる時、それは君を呼んでる。
それがわからなければ、君は立派な人間だよ。
悲しい日を、悲しさから一番離れたところから感じるのが、
どうしてこんなにも特別なんだろう。
普通、隠し持った神経毒で君を、世界にしていく。
君のためには、死ねないよ。
君を君にしているものを、愛せないから。
君は少しずつ、大人の細胞に変わっていくんだね。
空なんて、ほんとうはないんだよ。
でもそれに気づく頃には視界の中に、
ぼくの作ったものはなくなっているし、
ぼくもそれを受け入れるくらいには、この世を恨んでる。
世界が音を立てる時、それは君を呼んでる。
それがわからなければ、君は立派な人間だよ。
悲しい日を、悲しさから一番離れたところから感じるのが、
どうしてこんなにも特別なんだろう。
普通、隠し持った神経毒で君を、世界にしていく。
君のためには、死ねないよ。
君を君にしているものを、愛せないから。