ポエム
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鏡花水月
ナマモノ・精密機器・下積み厳禁・天地無用・ワレモノ

この世で1番脆い、ゆえに大切に愛でなければならない心

それを包むものが言葉

梱包が丁寧ならば、きっとありのままの心が届く

心のプレゼントはひとをわかり、わかってもらうための大切なアクション

私たちは、精一杯の自分の心を届けるために

ひとを想い、祈りを込め、言葉という梱包を施す

そんな人々の様子を想像すると

健気で、美しく

不滅の魅力で胸がいっぱいになる

21/09/08 03:13更新 / きうきう



談話室



■作者メッセージ
心は、普段は目に見えないものですが、言葉を介することで様々な形状を私たちに見せます。
綺麗な言葉であればまっすぐに、汚い言葉ならぐちゃぐちゃに、素直であれば包み込むように大きく、といったように。
私たちは目に見える心を、その見たままに解釈する必要があります。
もし、心を手に取りこねくり回すことが出来ていれば、言葉は色彩豊かに発達しなかったでしょう。
「鏡花水月」は、言葉を用いて心を具現化しようとする人々の姿、それでもなお決して触れることのできない心の2つの儚い美しさを表現しました。
私の心が、私の想像していた形をとって、皆さんに届けられていることを祈ります。

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