愛屋及烏
「かまってほしい」ととうとつにLINEがきた
僕がかまうということはつまり僕はかまわれるということで
多分僕を心配しているんだろうなと感じた
そんなむきだしの優しさを受けて
あぁ僕はこの人に嫌われるのかなと感じた
人に嫌われたくないという
馬鹿みたいな信条をぶら下げている僕は
心配という手間を人にかけさせた時点で負けなのだ
表層を取り繕って生きる代償に
僕は心から人を愛せない特性を手に入れた
LINEの話題は次第に僕のことへと移っていき
遂に僕はぽろぽろと心情を吐き出してしまった
それでもなお僕をたくさんの言葉で心配するあなたは
100パーセントの心配を僕にかけているのだろうか
不安と恐怖
それらは心の琴線をぱちんと切っていき
「あなたの胸で泣きたいよ」
なんという自惚れた言葉を
直接言える訳もなく
行き場を失った言葉たちは
こんなところに流れ捨てられるのだ
僕がかまうということはつまり僕はかまわれるということで
多分僕を心配しているんだろうなと感じた
そんなむきだしの優しさを受けて
あぁ僕はこの人に嫌われるのかなと感じた
人に嫌われたくないという
馬鹿みたいな信条をぶら下げている僕は
心配という手間を人にかけさせた時点で負けなのだ
表層を取り繕って生きる代償に
僕は心から人を愛せない特性を手に入れた
LINEの話題は次第に僕のことへと移っていき
遂に僕はぽろぽろと心情を吐き出してしまった
それでもなお僕をたくさんの言葉で心配するあなたは
100パーセントの心配を僕にかけているのだろうか
不安と恐怖
それらは心の琴線をぱちんと切っていき
「あなたの胸で泣きたいよ」
なんという自惚れた言葉を
直接言える訳もなく
行き場を失った言葉たちは
こんなところに流れ捨てられるのだ