ポエム
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入道雲
真っ青なキャンバスに

大きな綿あめが浮かんでいる

誰かが食べているのだろうか

風に吹かれて綿がほぐれていく

ああ、これが夏か



私は夏は好きなほうだ

だから夏を特徴する雄大な入道雲を見ると

嬉しい気持ちになる



でも同時に悲しい気持ちにもなる

あの積乱雲の下には

俄雨や雷に怯える子供がいるのだ

きっと、漠然とした不安を感じて怖がっているだろう

私は遠雷を聞きながら名前も知らない子供に思いを馳せ

同情するのだ
21/07/23 21:24更新 / きうきう



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