ポエム
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一滴の夏に沈む
炎天下、陽炎立つ混凝土道の真ん中で


私はわんわん泣いておりました。


蝉も隣で泣いておりました。


ただただ泣いておりました。


汗と涙が輪郭を撫で


混凝土に黒い染みをつくりました。


ふと後ろを振り返ると、


黒い染みが点々とありました。


私はわんわん泣きました。
21/06/28 21:50更新 / きうきう



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