私の夏
蝉が鳴いている
私は教室の後方から
フカンしている
授業をしている先生
勉強をしている生徒
居眠りしている子
内職をしている者
まるで私の周りだけ
ゆっくり時間が流れているみたいで
アニメを見ているみたいに、
世界が淡くなっていく
私は次第に蕩けていく
一匹の来訪者が紛れ込んできた
教室を一周している
あいつには私の世界はどう映るのだろうか
黒板の上で、あいつは羽を休めた
私以外、誰もあいつに気づかない
私と、あいつだけがいる世界
〇〇、起きてるか?
先生の声に私は驚く
同時に私の世界はまた色濃くなる
起きてますよ、
と返事をする
私の世界が邪魔されたことに、
少し苛立つ
あれ、あいつはどこにいっただろう?
私は教室の後方から
フカンしている
授業をしている先生
勉強をしている生徒
居眠りしている子
内職をしている者
まるで私の周りだけ
ゆっくり時間が流れているみたいで
アニメを見ているみたいに、
世界が淡くなっていく
私は次第に蕩けていく
一匹の来訪者が紛れ込んできた
教室を一周している
あいつには私の世界はどう映るのだろうか
黒板の上で、あいつは羽を休めた
私以外、誰もあいつに気づかない
私と、あいつだけがいる世界
〇〇、起きてるか?
先生の声に私は驚く
同時に私の世界はまた色濃くなる
起きてますよ、
と返事をする
私の世界が邪魔されたことに、
少し苛立つ
あれ、あいつはどこにいっただろう?