ポエム
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私の夏
蝉が鳴いている
私は教室の後方から
フカンしている
授業をしている先生
勉強をしている生徒
居眠りしている子
内職をしている者
まるで私の周りだけ
ゆっくり時間が流れているみたいで
アニメを見ているみたいに、
世界が淡くなっていく
私は次第に蕩けていく

一匹の来訪者が紛れ込んできた
教室を一周している
あいつには私の世界はどう映るのだろうか
黒板の上で、あいつは羽を休めた
私以外、誰もあいつに気づかない
私と、あいつだけがいる世界

〇〇、起きてるか?
先生の声に私は驚く
同時に私の世界はまた色濃くなる
起きてますよ、
と返事をする
私の世界が邪魔されたことに、
少し苛立つ

あれ、あいつはどこにいっただろう?
20/07/11 17:34更新 / きうきう



談話室



■作者メッセージ
学生時代に経験したことをそのまま詩にしました
拙いですが、あしからず

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