ポエム
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残り火
燻るモノが残っている

いつかの幼心地

私が私を愛していた日々

高くなった視界に揺れている

二度と見れなく成った景色

消えかけている篝り火と

枯れかけている宿り木に手を添える

雨が好きで風も好きだった

それがどうして今では

懐かしむ程に灰が舞っている

それでもまだ燻るモノが残っている

私が私を愛そうとする縁

弱く幼い最後の残り火
20/03/06 02:39更新 / Namari



談話室



■作者メッセージ
自分を嫌う人と数多く出会った

大人を目指しながら子供の自分を諦めきれない

汚れたがるのに綺麗なモノに惹かれる真っ白い人達だ

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