ねぇ
だいすきだよ
その言葉が、口から抜けていく。
冷えきった空に解けて
溶けていく。
海の色と相反するように赤い顔。
あの子の高校に行って舐められないためにって、初めて染めた髪を梳きながら、もう一度伝える。
だいすきだよ。
この世の誰よりも。
午前7時半。
私の初恋。
その言葉が、口から抜けていく。
冷えきった空に解けて
溶けていく。
海の色と相反するように赤い顔。
あの子の高校に行って舐められないためにって、初めて染めた髪を梳きながら、もう一度伝える。
だいすきだよ。
この世の誰よりも。
午前7時半。
私の初恋。