ポエム
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一時の恋か一生の愛か
君たちは桜が好きか?大体の人は桜の花弁が好きであろう。あの優しく美しい色。それはすぐ風にさらわれて春を彩るけど儚く、人々は桜の季節が過ぎると桜の木を意識して見ようとしない...。それはまるで恋愛のように...

桜、それは春になると咲き乱れる美しく儚いもの。

桜が芽吹く頃、それは自分の心に1人の人が残り、惹かれ始める頃。

桜が少し花開き始める頃、それは自分の心を自覚しその人を知りたいと思う頃。

桜が半分花開く頃、それはその人のことを知り始め、距離が短くなった頃。

桜が満開になった頃、それは自分の心とその人の心が通じ合い、あなた無しでは生きていけないと思い始める頃。

桜が散り始める頃、それはお互いの事を知り尽くし、自分の思い通りにならなければ不満になり始める頃。

お互いの事を全て分かり合えるはずがないのに...

桜が散る頃、それはお互いに心が冷めきり、もう要らなくなる頃。

ここで離れる人が大半だが、一部の人は自分の間違いに気付く。

あの美しい桜は今ここで育ち続ける桜の木が花開くから美しいんだと...

桜の花が咲き乱れる頃が過ぎようともここにある桜の木は変わらない。あの桜の花びらは上辺だけの存在であり、根源はこの木なんだと...

その事に気づいた一部の人は恋ではなく、愛を知る。

自分は一生この桜の傍にいて桜守としてあなたを守ろうと...

自分には貴方(あなた)がいない春なんて必要ない。

いつまでも傍にいるよ。
19/10/16 17:55更新 / 叢雲 遙稀



談話室



■作者メッセージ
本物の愛を知ってるなら共感出来るはず...

今まで付き合った人の数を自慢するような事をする人に向けて言おう。お前のは愛なんかじゃない。ただの自己満足だ。誰か一人を本気で幸せにしようとしたことがあったか?あるわけないだろ?そんな奴が恋愛を語るんじゃない。

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