君は幻
この街が嫌いになったのはいつからだろう
いつものように続く朝が
嘘だと気付いてしまった
瞳に残る
君の手が
風に吹かれて揺れたから
私の頭が作る君はもう泣きもしないし
悲しみもしない
私がそう望んだから
久方ぶりに出会った彼女の影は
辛いと怒り
悲しいと泣いた
私が嘘を信じるたび
彼女の影が泣いていた
生きているころと同じように
私の側で笑う
君は幻
彼女は泣いた
私たちと一緒に
いつものように続く朝が
嘘だと気付いてしまった
瞳に残る
君の手が
風に吹かれて揺れたから
私の頭が作る君はもう泣きもしないし
悲しみもしない
私がそう望んだから
久方ぶりに出会った彼女の影は
辛いと怒り
悲しいと泣いた
私が嘘を信じるたび
彼女の影が泣いていた
生きているころと同じように
私の側で笑う
君は幻
彼女は泣いた
私たちと一緒に