おはよう
僕じゃだめかな

なんだかつれないなぁ

それでも
授業中
どうしても見つめてしまう
授業を頑張りたくなる

君はみんなに対して平等だけど
僕は君だけが特別なんだ

さようなら
まだ帰りたくない
話しかける理由を見つけて
教室まで会いに行く

「答えが、分からないんだ」

友達はたくさんいるけど
でも、友達は全員、君じゃない

君が誰かを見つめる目は
その人を包み込むように温かい
右耳だけ少し大きくて
左耳にはピアスの跡
女にしてはごっつい時計

ねぇ、あの時なんで泣いてたの

もし君が今1人なら
僕に可能性ってあるの？

そんなこと考えるけれど
それよりも早く体は動いていた

好きなんだ

部活の仲間と家まで帰る
学校からは離れていく
さよなら

君の笑い声が
遠くから聞こえた