軽い
少女はどこまでも軽い
自分の心が
自分を軽くしているから
周りにも軽く扱われるの
笑顔だって可愛くないわ
あの子はどこまでも軽い
人数合わせで使っちゃえ
代わりはいくらでもいる
気づかないふりしてた
自分が不器用だってこと
気づかないふりしてた
私のコミュニティーは
私だけのものじゃないことくらい
分かってた
でも悲しいことって
どうして
こんなに
重なって
私の上に
雨のように
降り注ぐのだろう
私は軽くて
往生際も悪い
誰か1人に夢中になってしまう
悲しいことがあると
落ち込んでしまう
顔も大して綺麗じゃない
スタイルも良くない
人に言えない悩みもある
誰か1人に優しくしてもらえたら
私それ以上何も望まない
そう思っているのに
君への想いを書き連ねるほどの
「君」がいない
青春が美しいものである必要ないけど
「足りない」ことばかりに気づかないでよ
どこまでも軽い少女は
心に正直に生きるわ
好きな人に対して
真っ直ぐに
真っ直ぐに
生きてみせるわ
なんでかな
ひとりぼっちのような気がしてしまうけど
泣きながらでもいい
歩いてみせるわ