それはまるで教会で流れる歌

新婦が階段から降りてくる
一歩ずつ
一歩ずつ

白いドレスの裾が見える

繰り返すメロディに悲しさを感じる時もある
それは
一人の少女の一生を聴いているみたいで

新婦が階段から降りてくる
一歩ずつ
一歩ずつ

ピアノの音
一粒一粒に想いが込められて

それは複雑なことじゃない

誰かを愛すること
誰かに愛されること

これだけを伝えている

それを確かめるように

今までの苦しみも喜びも
噛み締めるように

一歩ずつ階段を降りてくる

生きてて良かったと思える日が
必ずある