ポエム
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月と深い闇
月とあなたの横顔が重なる

「僕には足りない、
必要なものがない。違う、
あれも これも 必要無いのだ!
我が身さえも。
このままではいけない
蝋燭の火を消すように
ひと吹きで、世界と僕を消してくれないか。」

「待って。」
受け止めて貰えないほど
渡してあげましょう
私の心
消えて無くなるよりも
良いことがあります
大丈夫
そばにいます

ただ、私の心も
あなたと同じように
何かに急かされるように
真っ黒なものを持っていることを
知っていましたか

自分だけを見ていて
気づきませんでしたか

私は
あなたを巻き込んで
今よりもずっと
暗い闇に、
あなたを
連れ去ってしまいたいです








21/03/05 05:07更新 / Mirror



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