黒の世界
君はもはや悪である
重低音が耳に響きながら
都会の匂いと日焼け止めの匂いが
混ざって

混ざって
飛んで
赤い服を着たおじさんが
狂おしいベースを弾く
攻撃音
これが黒の世界

黒の世界
君はもはや悪である
私を引き寄せ離さない
跳ねるリズムとスラップが
重なって

混ざって
弾けて
重低音が耳に響きながら
あのロン毛が風に揺れる
攻撃音
これは黒の世界

あのベースから
銃声のような声が聞こえる
転調、天から落ちてきた
晴れと雨の間
儚い匂いが混ざって

混ざって
飛んで
よく分からない英語が聞こえた　F
Oh No まだ聴いていたい
あのリズム

跳ねて
跳ねて
止まらない5.4.5.4のリズム
まだ届かないね
やめないで
あのスラップをそのままに

私の心の中の
嫌な部分を
君のベースに乗せてほしい
懺悔するどこまでも
だって
こんな世界では
私のような人間は生きていけない
‘眩しい明日’
願いたくて
君の7音の階段の中
登ったり降りたりして

跳ねて
跳ねて
止めないでそのスタッカート