ポエム
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ひと目惚れ・・・・百万光年の片思い
ツウンと冷え切った冬の夜空。

寒さに震える星光り。


冬の吐息が身に沁みた。

僕は明かりを求めて冬空を見上げた。

寒空に星たちが小さく揺れていた。


天空に輝く無数の星たちの中、

淡く、神々しく、謙虚に輝く星光りに、

ひとりぼっちの僕の心は引き寄せられた。

そして、その穏やかな星光りは、

僕の凍てついた胸を照らした。


 あなたは美しい。

 そして、凛として輝いている。

 ちっぽけな僕は、ただ、あなたを見上げて、あなたを想う。

 どこから?どのように?どれくらい?そしてどうしてここに?

 湧き出る疑問が、僕の心に溢れる。


 あなたはたった一人、百万光年を旅して、今、僕の瞳に飛び込み、

 僕の胸に明かりと温もりを灯してくれる。


 遠い遠いところのあなたに会うことも、言葉を交わすことも、

 そして僕の存在に気づくこともないだろう。


 だけど、あなたの確かな輝きか、暗闇にいた僕に気づかせてくれた。

 
 暗く寒い夜にも、きっとどこかに灯"希望"があることを。


僕は、百万光年離れたあなたに微笑み、冬の夜空に足音を響かせた・・・。






24/04/09 23:55更新 / レストンべ



談話室



■作者メッセージ
暗く、寒く、つらい夜にも、きっと希望があることを、私は信じたい。

そんな想いを込めて、この詩を作りました。

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