ポエム
[TOP]
光を見るための傷
暖かい場所では気づかない傷の痛みも

寒さで凍える日には 忘れるなと言わんばかりに

その傷の痛みが増していく

治るのかどうなのかわからないその痛み

向き合うことですら 痛みを伴う

それでも その痛みの先にある「やさしさ」を忘れずに

忘れないからこそ 痛みと共に生きていける

自らの傷は 他の誰かに無意味に八つ当たりする理由では無く

「やさしさ」を知り 分け与えていくものだと思い 生きていく

20/02/09 23:57更新 / 空限



談話室



TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c