痛い 寒い 辛い 怠い

痒い 暑い 眠い 嫌い


なんども 君と交わす
交わした 言葉だけ

紅葉の下で撮ったメモリー
一瞬の美しさを収めてしまった

君もそう想うかな

淡々小さな感情と 段々個性なワードセンス


痛いからやめよう、なんて

お前の痛さなんて

知ったこっちゃねえんだよ

寒いから帰ろう、なんて

お前の感じる寒さなんて

分かるはずがねえんだよ


貴方と俺 目盛を読み取りたいのに
お前と貴方 目盛の大きさを変えちゃうんだ

■作者メッセージ
太宰治の『人間失格』より
《隣人の苦しみの性質、程度が、まるで見当つかないのです。》以下文

初めに読んだ時、この文と、その先に続く文に感銘を受けたことを覚えています