ポエム
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日の出 みにいこう
雨雫が降る その時間だけ

彼と私は 集い 群れ 戯れる

ねずみ色の街と ねずみ色の道化

色づく街 色づく人 みんな雨で流されちゃった?



陽の当たる彼女を想う

惹かれて 離れて 手繰り寄せられたら

どんなに楽しい日々だろう?



『いつか車乗せてよ』なんて 困りもせず断る彼
『いつか結婚式呼んでね』なんて 困りもせず笑う彼女

貴方も 貴女に 惹かれてるなんて
知りもしないのに どうやったって

金も愛も恋もいらない 私はどうなりたいのかな
ほんとは全てを欲しがってるのかな
自分さえも わからないのに
全て知ろうなんて バカみたいかな

彼女の綺麗なドレス姿 想像できないくらい悔しくて

雨の中 全てをさらけだしたあと 彼も悔しそうに

運転席に乗り込んだ

空も海も森も街も すべて知ろうなんてバカみたいだね
彼女一人 知れぬ彼と 私を繋げた雨さえも

神様の気まぐれ事なのに


全て知り得ることは


フロントガラスから浮かぶ天に

日の神 たちあがったよ











21/10/31 18:41更新 / 小鳥 遊



談話室



■作者メッセージ
同性愛と現実と雨
車と神と雨

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