ポエム
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樹海少年
樹海のなか
多分、夢

人身事故に
親近感を覚えた朝

絶望に向かって走る
なんて望んじゃいない

だけど現実はそんな感じで

「いつか消えるなら
いつ消えてもいい」

割と本気でそう思う夕方

君がくれた言葉

それが星みたいに輝く夜

僕を受け入れて
生かしてくれたのは君だ

君に何かを返したい

あてもないのに
本当にそう思うよ

たとえそれが
まやかしの希望でも

明かりを消して
ベッドに潜る

樹海を抜け出せず
また、朝がくる
20/05/20 18:08更新 / 桐山青



談話室



■作者メッセージ
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