死と共に生きる
君はどうやって死にたい?
ある日僕は僕にそう聞いた
君は僕の答えを誕生日のプレゼントの様に期待していた
だけど僕は答えられなかった
死にたくないからじゃない
死に方に理想を求めすぎていたからこそ
僕はあの日答えを出せなかった
それから色々な死に方を考えて、結局は死ねずにいて
退屈で平凡で簡潔で淡白な世界と慣れ合いを続けてきた
あぁ、今日も死ねなかったと思う毎日が
当たり前になっていた僕が悩んだ末に導き出した答えは
求め続ける理想を、死を見つけるその時まで生き続ける
なんとも矛盾に満ちた答えだった
それを聞いた僕がどんな顔をしていたかは、
もう覚えていないけどそれはきっと今の僕と同じだろう
今日もどこかの街で月を見上げながら
あぁ、今日も死ねなかったと
昏く笑っている。
ある日僕は僕にそう聞いた
君は僕の答えを誕生日のプレゼントの様に期待していた
だけど僕は答えられなかった
死にたくないからじゃない
死に方に理想を求めすぎていたからこそ
僕はあの日答えを出せなかった
それから色々な死に方を考えて、結局は死ねずにいて
退屈で平凡で簡潔で淡白な世界と慣れ合いを続けてきた
あぁ、今日も死ねなかったと思う毎日が
当たり前になっていた僕が悩んだ末に導き出した答えは
求め続ける理想を、死を見つけるその時まで生き続ける
なんとも矛盾に満ちた答えだった
それを聞いた僕がどんな顔をしていたかは、
もう覚えていないけどそれはきっと今の僕と同じだろう
今日もどこかの街で月を見上げながら
あぁ、今日も死ねなかったと
昏く笑っている。