僕は人間
聴いて 僕が弾くピアノの音 僕の歌声
見て 僕が描いた絵
読んでよ 僕が書いた小説を 僕が書いた詩を
僕がただの人間だって証明してあげるから
僕の左胸に手を当てて 心臓の鼓動を感じて
抱きしめさせて 僕の体温を感じて
ねえ、僕、ちゃんと生きてるでしょ?
僕は人間だよ 君と同じだよ
それなのに、どうして鏡に映る僕の姿は、こんなにも歪んでいるんだろう
ああ、どんどん、どんどん歪んでいく
お星さまみたいにグチャグチャだ
『やめろ』『やめろ』
誰かが叫んでいる
『僕は人間』『僕は人間』
僕が叫んでいる
『どうして』『どうして』
誰かが叫んでいる
『僕は人間』『僕は人間』
僕が叫んでいる
高くて厭な声がする
頭にキンキン響く声
僕の頭も星になりそう
まるで人間じゃないみたい
聴こえる? 僕が弾くピアノの音 僕の歌声
見える? 僕が描いた絵
読んでくれる? 僕が書いた小説を 僕が書いた詩を
可哀想なカタツムリ
僕は腕も声も持っているのに
お前は何も持っていない
誰かを抱きしめることすらできないなんて
踊りましょう、お嬢さん
僕の手を取って さあ回って
フワリと広がる真っ赤なスカートが美しい
トランペットが忙しなく響く、茶色い部屋
靴と床が激しくぶつかり合い、奏でるリズムの心地よさ
そして、あなたの温かい手のひら
あなたはずっと綺麗なままなのですね
僕はその手を握り締め、その肩を抱きながらそっと祈った
この幸せが夢で終わりませんように、と
見て 僕が描いた絵
読んでよ 僕が書いた小説を 僕が書いた詩を
僕がただの人間だって証明してあげるから
僕の左胸に手を当てて 心臓の鼓動を感じて
抱きしめさせて 僕の体温を感じて
ねえ、僕、ちゃんと生きてるでしょ?
僕は人間だよ 君と同じだよ
それなのに、どうして鏡に映る僕の姿は、こんなにも歪んでいるんだろう
ああ、どんどん、どんどん歪んでいく
お星さまみたいにグチャグチャだ
『やめろ』『やめろ』
誰かが叫んでいる
『僕は人間』『僕は人間』
僕が叫んでいる
『どうして』『どうして』
誰かが叫んでいる
『僕は人間』『僕は人間』
僕が叫んでいる
高くて厭な声がする
頭にキンキン響く声
僕の頭も星になりそう
まるで人間じゃないみたい
聴こえる? 僕が弾くピアノの音 僕の歌声
見える? 僕が描いた絵
読んでくれる? 僕が書いた小説を 僕が書いた詩を
可哀想なカタツムリ
僕は腕も声も持っているのに
お前は何も持っていない
誰かを抱きしめることすらできないなんて
踊りましょう、お嬢さん
僕の手を取って さあ回って
フワリと広がる真っ赤なスカートが美しい
トランペットが忙しなく響く、茶色い部屋
靴と床が激しくぶつかり合い、奏でるリズムの心地よさ
そして、あなたの温かい手のひら
あなたはずっと綺麗なままなのですね
僕はその手を握り締め、その肩を抱きながらそっと祈った
この幸せが夢で終わりませんように、と