むずかしい
「……どうしてわたしのことを好きでいてくれてるか、考えてみたんですけど たぶん、他のひととくらべて、わたしのほうがちょっと不幸だったからですよね。幸せな人には手が届かなくて、不幸すぎても自分じゃ救えないだろうから、だからわたしのことを好きでいてくれているんですよね。 でも、きっとあなたは、いえ、わたしは、わたしより幸せそうなひとがいたら、きっとあなたはそっちに行ってしまうし、わたしより不幸な人がいても、あなたはそっちの方が好きになるんだと思います。あなたの手が届く範囲にわたしがいたから、わたしのことを好きだって、そう言っているんですよね。」
たぶん、わたしは泣いていた。いままで溜まっていたものがぜんぶ、ぜんぶ爆発してしまって、怒っているのか、悲しいのか、泣いているのか、わからなくなっていた。
肩を震わせて、息を吐いているのか吸っているのかわからない呼吸をしながら、わたしは机の上だけを見ていた。彼の顔を見ることはできなかった。そうしていると彼はゆっくりと口をひらいて、「ぼくは」
「僕は、そうだったとしても、僕は……どこかに不幸な人がいたら、きみと一緒にそれを嘆いていたいし、どこかに幸せそうな人がいたら、僕たちもああなろうねと、言っていたいと思う…… そういう話をしていたいのは、言いたいのは、きみだけなんだと、おもう」
わたしは、彼がなにをはなしているのか、よく、わからなかった。
たぶん、わたしは泣いていた。いままで溜まっていたものがぜんぶ、ぜんぶ爆発してしまって、怒っているのか、悲しいのか、泣いているのか、わからなくなっていた。
肩を震わせて、息を吐いているのか吸っているのかわからない呼吸をしながら、わたしは机の上だけを見ていた。彼の顔を見ることはできなかった。そうしていると彼はゆっくりと口をひらいて、「ぼくは」
「僕は、そうだったとしても、僕は……どこかに不幸な人がいたら、きみと一緒にそれを嘆いていたいし、どこかに幸せそうな人がいたら、僕たちもああなろうねと、言っていたいと思う…… そういう話をしていたいのは、言いたいのは、きみだけなんだと、おもう」
わたしは、彼がなにをはなしているのか、よく、わからなかった。
26/01/10 06:50更新 / はる