ポエム
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燃料
体が重く、動かない
動こうとも思えない
どうやら私は、
燃料が切れたようだ。

手足を動かす、動力機関は、
音を立てず、錆つきを始めている
脳の予備バッテリーは
省エネルギーで、コンピュータを制御している

エンジンは止まり、ピストンは意思を持てない
熱はなく、返ってオーバーヒートを望む

ガタンと、何かの物音がした
私は、心のネジをどこかへ忘れてしまったようだ
今更、欠陥が見つかっても、どうしようもない

血管のへモグロビンは酸素よりもオイルを求めて
中枢神経はいきどうりを感じている
ガスによる燃焼反応は、推進力を生むが
私のそばにあった、ガソリンスタンドはもう無い

口からは、汚染されきったCO2が排出されていき
私はただそれを、眺めるだけだ。

もう、このボティは要らなくなった
役に立たなそうな部品は全部スクラップにしよう
漏電の心配はいらない、
私はもう燃料切れなのだから
19/09/12 21:54更新 /



談話室



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