ポエム
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愛犬が死んだ
今朝、愛犬が死んでいた。
朝の散歩の時間のはずだった。

言葉は出ず、ただその場で立ち尽くしていた。
涙は出ていなかった。

左胸の奥が締め付けられ、凄まじい吐き気が襲って来た。
足や腕は震えて力は入らない。
なのに、その場で立ち尽くしていた。
やはり、涙は出ていなかった。

自分が生まれる前から、このうちに住んでいた。
自分が悲しそうにしていると
いつも近づいてきて、顔を舐めてくる。

きっといつもみたいに、顔を舐めにくるはずだ
だからさ、そんなところでずっと寝てないで
こっちにきてくれよ。



次の日の朝の散歩の時間、初めて泣いた。
19/08/16 08:29更新 /



談話室



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