無感情
この部屋に、どれだけいただろうか?
この部屋の物は、全てが白黒である。
瓶にある、花は、輝きを無くし、鼠色のジュータンは、埃を舞い上げる。
窓の外を見ても、それはフィルターであり、また、世界は白黒である。
蒸し暑い、この部屋に、苛立ちは覚えず、けれども、流れる汗もない。
ささくれた、木製の机で、指を怪我したとしても、赤色は見られないだろう。
また、少しずつ狭くなる部屋であるが、焦りはなく、ただ、淡々と、時を感じるだけである。
椅子に座ってはいるが、目はうつろで、どこも見ていない。
夜になれば、全てが闇に包まれるが、月明かりは、入らず、しかし眠れない夜を過ごすのである。
けれど、決して朝日を求めることはなく、かといって夜の闇も恐れることもないであろう。
ゆっくりと窓の方を向いた。。
この部屋の物は、全てが白黒である。
瓶にある、花は、輝きを無くし、鼠色のジュータンは、埃を舞い上げる。
窓の外を見ても、それはフィルターであり、また、世界は白黒である。
蒸し暑い、この部屋に、苛立ちは覚えず、けれども、流れる汗もない。
ささくれた、木製の机で、指を怪我したとしても、赤色は見られないだろう。
また、少しずつ狭くなる部屋であるが、焦りはなく、ただ、淡々と、時を感じるだけである。
椅子に座ってはいるが、目はうつろで、どこも見ていない。
夜になれば、全てが闇に包まれるが、月明かりは、入らず、しかし眠れない夜を過ごすのである。
けれど、決して朝日を求めることはなく、かといって夜の闇も恐れることもないであろう。
ゆっくりと窓の方を向いた。。