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自信
もし身近な友達や直属の部下、同僚が自信を無くしていたら、
「私は仕事ができない。」と言っていたら、
そしてあなたが、周りからも認められた絶好調の状態だったら、
自分自身の胸に手を当てて考えてみてほしい。

もしかしたら、自信を無くさせているのはあなたかもしれない。

自信は、自分で勝ち取るものではなくて、
周りが作り上げるものだということを知ってほしい。

比べる周りがいなければ、自信を無くしたりはしない。
私は、これが好きだ!!嫌いだ!!という感情なのだと思う。

もしあなたの部下が、「私は仕事ができない。」と言っていたら、
あなたの子供が、「私は◯◯の勉強ができない。」と言っていたら、
「言わせてしまった。。。」と自分を振り返ってほしい。
「現実にできていない」と思っていたとしても、
もともとの力を削っているのは
あなたかもしれない。

人は頼られることで自信がつく。認められることでやる気が出る。
自信がつくと、今まで出来なかったことまで出来るようになる。
人は、自分の居場所があることで生き生きと過ごすことができる。
20/06/08 15:28更新 / kanata



談話室



■作者メッセージ
私が自分自身だけで、いっぱい いっぱいだったとき、
後輩が「私は仕事ができない。」と同僚に漏らしていたことを知った。

確かに自分も新しい仕事でお客様に認めてもらうために必死で、
後輩に頼めなかった。
そんな感情は、相手にも確実に伝わっていて、
後輩の自信は徐々に削がれていったのだと思う。

仕事とは関係なかったが、後輩は会社の片付けを
自ら気になってやってくれていた。
気がついたら、とにかく「ありがとう」「助かった!!」と伝えた。
一人が言うようになると、周りも言うようになり、
後輩は、みるみるうちに元気になり、
「物を探すときはまず後輩に聞け」という会社の雰囲気になった。
すると後輩は、今まで自信がないと言っていた仕事もこなすようになった。
私が退社する頃には、バリバリと後輩を仕切っていた。

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