おにぎり
子供の頃、山に登っていた。
いつもの生活の中では、水は、普通に水で、何も気にも留めない。
好きでも嫌いでもないものだった。
子供なので山での水を飲む配分なんてわからず、
どんどん無くなっていく。
山頂では、いつもなら吐き出すような、ぬるい水も、普通の白おにぎりも
絶対取られたくないと思う。何物にも代えがたいものになる。
子供ながらに、ものの価値観が場所によって、自分の気持ち次第で
こんなに変わるものなのかと衝撃を受けたことを覚えている。
価値観は、自分で決めることなんだ。自分で高めることができるんだ。
地上に降りると、みんなの物の価値観が共通なことに
とても違和感を感じてしまう。
いつもの生活の中では、水は、普通に水で、何も気にも留めない。
好きでも嫌いでもないものだった。
子供なので山での水を飲む配分なんてわからず、
どんどん無くなっていく。
山頂では、いつもなら吐き出すような、ぬるい水も、普通の白おにぎりも
絶対取られたくないと思う。何物にも代えがたいものになる。
子供ながらに、ものの価値観が場所によって、自分の気持ち次第で
こんなに変わるものなのかと衝撃を受けたことを覚えている。
価値観は、自分で決めることなんだ。自分で高めることができるんだ。
地上に降りると、みんなの物の価値観が共通なことに
とても違和感を感じてしまう。