ポエム
[TOP]
夢が夢じゃなくなる時
私には昔から自分ルールがある。

私の夢は、「・・・がしたい。」「・・・なりたい。」は、
絶対にならないと思っている。

それは、まだ自分の体に馴染んでいない、
自分の体に浸透しておらず、自分の体の外でフワフワ漂っている感じ。
夢が夢だと自分の体が自覚していて、夢だと宣言している。

そんな時は、とにかく自分の中で寝かすことにしている。
パンに発酵が必要みたいに。
物によっては何年も寝かしていることもあるし、
カスになって消え去っていることもある。

でも本物は、必ず残る。
無理やりにではなく、自然と「私は、・・・になる」になるのを待つ。
そうなればもう勝ったも同然。必ず、「なる」。

何年費やすかはわからない、
もしかしたら、何十年もかかるかもしれないが、
その道を誰に何を言われようと、気にもしない。
自信があろうが、なかろうが、そんのものは関係ない。
色々できない理由を考える前に、もうやってしまっているはずだ。
それは、自分の中に「・・・になる」以外の答えがないからだ。
あとは、突っ走るのみ。


迷いがないほど、強いものはない。
20/03/03 16:55更新 / kanata



談話室



■作者メッセージ
私の子供の時からのルール。

「・・・がしたい。」「・・・なりたい。」の時は、
人には言わないようにしている。
そんな時は、紹介してくれた人などにすごく迷惑をかけてしまう。
自分に対しても、本当にしたいことができなくなってしまう。

「・・・がしたい。」「・・・なりたい。」と言っている人には、
申し訳ないが、話半分で聞いている。
それは、まだ覚悟のスタート地点にもたっていない現れだと思う。
自分の物になっていないから、行動するのにもいちいちエネルギーがいる。
下手したら、体を壊す。

「・・・になる」
それは、自分の物になるということ。
自然と腹が決まるー覚悟というものかもしれないが、
自分のなかでやることがあたりまえなので、
迷いがない。行動エネルギーも最小限で済む。


上に書いていることと矛盾してしまうが、
ウソでもいい「・・・がしたい。」「・・・なりたい。」を
「・・・をする。」「・・・なる。」と言い換えて口に出して、
大声で一回言ってみてほしい。

言ったあとの自分の心の引き締まった感じと目の瞳孔が確実に違うと思う。
自分とは違うものだった場合は、チグハグの気持ち悪さや小っ恥ずかしさを感じてしまう。それはまだまだ自分とは違うもの。

全員同じとは言わないが、私はそうだった。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c