ポエム
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「ない」と考える・「ある」と考えない
人は、「ない」とどうしたら解決できるだろうと考える。
ヨーロッパが、大航海時代に海を渡って、
食べ物や資源、土地を手に入れたように。
寒い地域から暖かい地域へ。

日頃から、不自由なく「ある」状況だと
考える必要がないので考えない。
困りもしないので、貴重だとも思わない。
その「ない」ところではどんなに大切かの価値もわからない。

人は「ない」状況になって、初めて動く。

今は、「ない」ところが解決方法を考えて、発展していった。
そして本当は「ない」のに「ある」のお陰で、「ある」になった。
寒い地域でも、暖かい地域でも手に入る。

本当は「ある」のに「ない」になっていた人は、
どうしたら解決できるだろうと考える。

本当は「ある」ところが、本当に「ある」になったら、
「ない」が「ある」になるよりも、もっとすごいことになると思う。
19/11/20 13:12更新 / kanata



談話室



■作者メッセージ
ない→ある
ある→ない
いろいろな物事などは、このバランスがあると思う。
頭の良し悪しだったり、水のような資源だったり、
人間関係だったり、年齢だったり。
本当は強いはずなのに、弱い。本当に弱いものは知恵を絞って強くなる。
逆に、強いと思っているものが、本当は弱かったり。
弱く見えるものが、本当はものすごく強かったり。
時計のように巡っている。人の場合は、時間という制約があるけれど。

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